【モノコラム】表現者の意図を知る

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ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクの代表作『叫び』は通称『ムンクの叫び』として、多くの人に知られています。

この絵は、中央の人物が口を大きく開けて叫んでいるように見えますが、ムンク自身の残した日記によると、「自然を貫く叫びに耐えられず耳を塞いでいる姿」を描いたモノらしい。

また、フランスの彫刻家、ロダンの『考える人』は、もともとロダンの大作『地獄の門』の一部として作られたものです。

「門の上に座って、地獄の様相を眺めつつ思索に耽る詩人」として構成された作品で、目を瞑って考えているようにも見えますが、実は「考える」だけではなく、「見ている」姿でもあるのです。

様々なものをどう観るかは、鑑賞者の主観に委ねられます。

一つの作品をじっくり観たり、表現者の意図や制作背景を知る事は鑑賞眼を更に高め、感性を磨く機会になるでしょう。

 

鑑賞するための芸術作品とは違い、普段日常で使う用に作られた『モノ』は作者の意思や意図を汲み取れなくても使用に問題はありません。

 

もちろん作者は使う場面を想定して作ったもので、作者の思う最善の『モノ』であることは確かです。

なので、『モノ』を買うときには用途だけでなく本来の意味合いや、作者の想いも調べておく事が良いと思います。

 

しかし、『モノ』にとっての最善というのは必ずしも作者が知っているわけではありません。

実際に長年使い込むことで本当の良さが分かることもあるでしょう。そこには作者の意図しなかった良さも含まれるかもしれません。

『モノ』は作られて完成するのではなく、使われて完成するわけです。

 

いろいろな『モノ』を使い込むことで、見えてくるものもあるとは思いませんか?

 

例えば、僕がブログで良く書いている「システム手帳関連の記事」

システム手帳は当然ですが、中のリフィルは自由に選べるわけです。

なので自ずと、十人十色・三者三様・百人百用な使い方になるわけです。

僕が書いている記事は、その中で僕なりの使い方を書いているにすぎず、正解ではないわけです。

僕に限らず、手帳の使い方などで検索すれば、様々な使い方が出てきます。当然、真似してもいいわけなのでいろんな人のアイデアをパクりながら自己流を作り上げる楽しさがあります。

パクリから始まっても、そのうち自分たちの使いやすいようにリフィルを替え、並びを変えオンリー1なモノへと変化していくのです。

 

更に革のバインダーを使う事で、革が馴染みその人の生活環境と供に色や艶が変わって来ます。そういった経年変化も楽しむ事で、よりいっそう手帳への愛着も湧き、手帳は自分にとっての良き理解者、もしくはマネージャーへと変わっていくのだと思います。

 

使いこまれていくうちに、制作者の想像を超える思いのこもった手帳になる事もあるかもしれませんね。

 

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